小矢部市観光協会も「海と日本PROJECT」推進パートナーとして参加しています。
小矢部市は、富山県の最西端に位置し、水源を五箇山の大門山に発し富山湾にそそぐ
「小矢部川」の清き流れとともに栄えてきました。
また、小矢部川水系(1級指定)「子撫川」この清流に沿った峡谷は、宮島峡と呼ばれ、
川幅いっぱいに流れる小ナイヤガラの滝とも呼ばれる「一の滝」には、多くの
「ポットホール(甌穴)」があり富山県の天然記念物に指定されています。
一の滝から二の滝へと遊歩道(子撫川探勝歩道)も整備され自然豊かな川沿いの風景を楽しむことができます。
巨大な岩石を積み上げ建設されたロックフィルドダム「子撫川ダム」は堤頂を歩くこともでき、これからの季節(秋には)ミナモにも映る紅葉を楽しめます。
そして、今から約8000年前の縄文時代早期~約2300年前の晩期までの遺跡「桜町遺跡」
1988年の発掘調査では、川跡が見つかり、川からは多くの木の道具や植物の種子なども発見されました。
この、桜町遺跡からヒスイ製品が出土していることにちなみ桜町石斧の会では、
平成18年5月より、小矢部市の木に指定されている宮島杉で丸木舟をつくり、
「ヒスイを求めて縄文丸木舟・日本海を行く」事業を行いました。
8月上旬、3日間かけて、
子撫川~小矢部川~日本海~新潟県糸魚川市まで約110キロの航海を成功させました。
以降、ガールスカウトや児童クラブ、中学校の授業(総合学習)で、「丸木舟で縄文の船旅体験」など
子ども達にも縄文の暮らしを体験してもらおうといろいろな活動をおこなっています。
このほか、小矢部市では、
・小矢部川「こども自然体験教室」(9月)
川に親しみ、環境美化考える事業やイベントを行っています。
*「こども自然体験教室」こども環境宣言より*
わたしたちの住む町小矢部市は、豊かな水と緑に恵まれたところです。
この美しい自然を未来に残していくために、わたしたちは、環境にやさしい町づくりを
進めていこうと思っています。
そのために、次のように行動することを誓います。
1. 地球にやさしい植物を大切にして、緑をふやします。
2. 学校と地域がいっしょになってリサイクルにつとめます。
3. ゴミや油などを、すてないで生き物がすみ良いきれいな川にします。
4. 木を植える活動や、よごれた場所の清掃活動に参加します。
5. 自然を守ることの大切さを、広くみなさんに伝えていきます。